Eclipseで逆コンパイルを行う JadClipse

Javaでコンパイルされたクラスファイルを、逆にソースファイルに戻すことを逆コンパイルといいます。
逆コンパイルによって、コメントや定数同士の四則演算などの情報は失われますが、ソースコードを復元することができます。

Eclipseで逆コンパイルするにはJadClipseというプラグインがあります。

ダウンロード

[参考記事] JD-Eclipse 自動で逆コンパイルをすることができるプラグイン(Java 5以降に対応)

インストール

Eclipseのバージョンにあったjarファイルをダウンロードして、pluginsフォルダにjarファイルの状態で解凍せずそのまま入れます。

net.sf.jadclipse_3.3.0.jar

設定

JadClipseのインストール後、Eclipseを起動し、[ウィンドウ]メニューから[設定]を選択して設定ダイアログを開きます。
設定ダイアログで、[ワークベンチ]→[ファイルの関連付け]を選択し、以下の図のように[ファイル・タイプ]一覧にある“*.class”を選択してから“JadClipse Class File Viewer”を選択し、[デフォルト(F)]ボタンをクリックします。
これで、[関連付けられたエディター]一覧に“JadClipse Class File Viewer(デフォルト)”と表示されるようになります。

クラスファイルとJadClipseの関連付け

次に、設定ダイアログで[Java]→[JadClipse]を選び、[Ignore existing source]チェックボックスをオンにします。
また、[Reuse code buffer]チェックボックスはオフにしておきます。
これにより、クラスファイルをダブルクリックすると、必ず逆コンパイルが行われるようになります。


文字列のコード変換の設定

設定ダイアログで[Java]→[JadClipse]→[Misc]と選び、[Convert Unicode strings into ANSI strings]チェックボックスをオンにします。
この項目がチェックされていないと、逆コンパイルされた結果内の文字列に含まれた日本語が“\xu3042”のようにUnicodeのコード番号として表示されてしまい、読みづらくなってしまいます。

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