Raspberry Piを使用するときに必要なもの
インストール時のmicroSDの書き込みでWi-Fiなどの初期設定を行うことができるため、デスクトップ環境を使わずSSHなどで接続する場合はキーボード・マウス、HDMIケーブル、LANケーブルは不要です。
以前に使用されていたインストールツールNOOBS(New Out Of Box Software)では解凍したファイル群をSDカードにコピーしRaspberry pi本体でインストール作業を行うものでした。
この手順ではRaspberry piにモニタを接続して操作する必要がありました。
現在のインストールツールのRaspberry Pi Imagerでは、SDカードへのコピー作業をWindowsやMacなどで行うことができるようになっています。
Raspberry pi本体
言うまでもなく本体は必要です。
[参考記事] Raspberry Piの各モデルスペック比較
[参考記事] Raspberry Piの選び方・用途別のおすすめモデル
USB給電ケーブル
zero・3B+以下はマイクロB、4B以降はType-Cです。
Raspberry Pi 4には、3.0アンペア以上が必要です。
Raspberry Pi 3には、2.5アンペア以上が必要です。
Raspberry Piには電源スイッチがないため、スイッチ付きのUSB給電ケーブルを使用したほうが良いです。
microSD
Raspberry Pi 1では標準SDカード、それ以外はmicroSDカードです。
zero、3B以下はSoCの都合で256GBまでしか使用できません。
USB-SATA変換ケーブルを使えば、SSDでも起動ストレージとして使えます。
[参考記事] Raspberry Piで使えるmicroSDカードの容量(最小容量 最大容量)
[参考記事] SDカード・microSDカードの規格
ケース、ヒートシンク、冷却ファン
Zeroはあまり発熱しないため基盤を保護するケースでも、ほとんど問題ありません。
[参考記事] Raspberry Pi Zero WHの大きなチップはCPUではありません
Raspberry Pi 3以降では、SoC(CPUとGPU)がかなり発熱するためヒートシンクが必要です。
金属で全てを囲うようなヒートシンクを使用すると、無線LANやBluetoothの電波がさえぎられるので注意が必要です。
拡張ボードやHATを使用する場合は、干渉しないケースを選定します。
4BではUSBホストコントローラチップも発熱しますが、シリコーン冷却パッドが2枚しか付属されていないヒートシンクは、このチップの放熱が考慮されていないことがあります。
[参考記事] Raspberry Pi 4 Model Bのチップ・無線LANアンテナ
キーボード、マウス
Desktopを使用する場合は、キーボードとマウスが必要です。
Bluetoothキーボードとマウスを使用できますが、設定のためにUSBキーボードとマウスが必要です。
SSHなどで接続して使用するだけならキーボードとマウスは必要ありません。(初期設定でも不要です。)
HDMIケーブル
モニタを使用する場合(Desktop)は、HDMIケーブルが必要です。
Raspberry Pi 4は、マイクロHDMI(Type D)接続なので、マイクロHDMI-HDMI変換ケーブルが必要です。
Raspberry Pi Zeroは、miniHDMI(Type C)接続なので、マイクロHDMI-HDMI変換ケーブルが必要です。
Raspberry Pi 4は、マイクロHDMIが2ポートありますが、モニタ1台のみを接続する場合はHDMI0(給電ポート側)に接続しないと使えません。
モニタを2台接続する場合は、起動前に接続する必要があり、起動後に接続しても認識しません。
HDMI0しか音声出力に対応していません。
SSHなどで接続して使用するだけなら必要ありません。(初期設定でも不要です。)
LANケーブル
有線LANで接続する場合は、LANケーブルが必要です。
ZeroとAでは有線LANポートがないので、有線LANを使うには別途 USB-LANアダプタが必要です。
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