Amazon Linux2をローカルのVirtualBoxで起動する方法

Amazon Linux2は、RedHat7がベースとなっているので、開発環境ではCentOS7を使うとほぼ同じように開発ができます。
しかし、amazon-linux-extrasコマンドなど、RedHat7やCentOS7とはいくつかの点で異なります。

Amazon Linux2は、クラウドではなくてもローカルなどで実行することができます。
クラウドではなく自前のマシンで実行させることを、オンプレミス(on-premises)といいます。

このためVirtualBoxをはじめ、VMWare、KVM、Microsoft Hyper-Vなどの仮想化ソフトウェアを使って、バーチャルマシンを使用することができます。

VM用の各ファイルはAwsの公式ドキュメントサイトよりダウンロードできます。

Amazon Linux 2 を仮想マシンとしてオンプレミスで実行する
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/amazon-linux-2-virtual-machine.html

VirtualBoxでAmazon Linux2を起動させる
日本の環境に変更する
SSHクライアントで接続する方法

VirtualBoxでAmazon Linux2を起動させる

VirtualBoxの場合、ディスクファイルvdiファイルをダウンロードします。
https://cdn.amazonlinux.com/os-images/2.0.20190612/virtualbox/amzn2-virtualbox-2.0.20190612-x86_64.xfs.gpt.vdi

初期設定用のSeed.isoファイルをダウンロードします。
https://cdn.amazonlinux.com/os-images/2.0.20190612/Seed.iso

VirtualBoxマネージャーを立ち上げます。
仮想マシンの新規追加をします。


名前はわかりやすいものにします。
タイプはLinux、バージョンはRed Hat(64-bit)を選択します。


メモリサイズの指定をします。(最低でも1024GB以上にします)


ハードディスクは、「すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する」を選択し、フォルダマークを開きます。


ハードディスクの追加ボタンで、ダウンロードしたvdiファイルを指定します。


seed.iso 起動ディスクを読み込むため、VMを起動せず、設定ボタンを開きます。


ストレージのコントローラーIDEを選択し、ディスクマークを開き、ダウンロードしたSeed.isoファイルを指定します。


作成したVMを選択して、起動ボタンを実行すると、AmazonLinux2のVMが立ち上がります。


これで
ID ec2-user
パスワード amazon
でログインできます。

root権限は、ec2-userからsudoで実行できます。

日本の環境に変更する

Amazon Linux2のデフォルトはUSキーボード、タイムゾーンUTCなど日本の環境ではないのでいくつか変更します。

日本語キーボードにする

$ sudo localectl set-keymap jp106

タイムゾーン設定

$ timedatectl status
$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

日本語ロケールに変更する

$ localectl status
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8

SSHクライアントで接続する方法

SSHクライアントで接続するなら、ネットワークから「高度」トグルを開き、ポートフォワーディングを開きます。


プロトコル:TCP
ホストIP:127.0.0.1
ホストポート:2222
ゲストポート:22


これで、127.0.0.1、ポート番号2222で接続できます。

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