OracleとGoogleとのJavaについての訴訟

米Oracleが2010年8月12日(現地時間)、米Googleに対して訴訟を起こしました。
GoogleのスマートフォンOSであるAndroidが、Oracleの持つJavaの知的所有権(IP)を侵害していることが理由であり、「適切な対処」を求めているという。
Oracleは、Androidの仮想マシン「Dalvik」が自分たちが所有するJavaの著作権と特許を侵害していると主張しています。

Androidは、Java仮想マシンに携帯用Java VMのJava ME(Java Platform, Micro Edition)を使用せず、Dalvik VMを使用しています。
Dalvik VMとは、Android独自のJava仮想マシンで、J2SE 5相当のJavaアプリケーション実行環境を持ちます。

docomoのiアプリやSoftbankのS!アプリはJava ME上で動作しています。
このJava MEを搭載している携帯電話はJava MEを開発しているOracle社に対して1端末あたり数十ドルのライセンス料を支払っています。
Android端末の場合はJava MEを使用していないので、Java言語が使用できるにもかかわらずOracle社にライセンス料を支払っていません。

ちなみにJavaのライセンスはGPL、AndroidのライセンスはApacheライセンスです。
Dalvikは、Apache HarmonyからSwingやAWTなどの一部のAPIを除去し、UIなどのAPIを追加したライブラリです。Sun Javaの互換性テストを通過していません。

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Java MEではないため、Java MEにおいて許可されていないUSBやBluetoothのようなコンポーネント用のインターフェースを自由に付加できます。

Oracle社の主張が認められ、携帯端末メーカーがライセンス料を支払うことになった場合、そのライセンス料はいくらかということが気になります。
Oracle社はAndroid OSを採用する携帯電話機メーカー各社と直接ライセンス契約を結ぼうとしており、 これらの各社に対して、いま契約を結べばライセンス料を携帯電話1台あたり15ドルから20ドルにする「早期導入者割引プログラム」を提示し、 同プログラムへの加入を働きかけています。ただこのプログラムに加入しているメーカーはありません。

またAndroid端末メーカーへの特許ライセンス提供については、マイクロソフト(Microsoft)がすでにHTCをはじめとする複数のメーカーと契約を結んでいます。
ちなみにHTCへのライセンス料は一端末あたり5ドルと言われています。

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