オスが先に卵を温める理由

ペンギンのオスが先に卵を温めるというのは、エンペラーペンギンが知られています。
エンペラーペンギンは南極の冬に、定着氷と呼ばれる海が凍ったところで繁殖します。それも海から120〜200kmの距離をペタペタと歩いて、昔から使用してきたルッカリー(繁殖地)へ移動します。
ペンギンたちは一度海から離れると、食べ物を口にする事が出来ません。食べるためにはまた同じ海へいかなければなりません。
さて、動物は卵や、子供を産む時に体力を消費します。ペンギンたちも同じで、メスは卵を産むと体重が25%くらい減ってしまいます。そこで、体力を消費したメスが先に、食べに出かけるのです。それもまた海まで300km近く(定着氷はどんどん広がるため)の距離を歩かなくてはなりません。メスが海へ食事に出かけて戻ってくる約2ヶ月間の間、オスは一人で何も食べずに卵を温めつづけます。
その他のペンギンたちも、オスが先に卵を温める事が多いですが、一部のメスは先に自分が温める場合もあります。

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