子要素として許可される要素 内包可能要素
それぞれのタグには子要素として許可される要素に決まりがあります。それを『内包可能要素』といいます。
それはマークアップの意味としての考えと、タグの機能としての考えがあります。
マークアップの意味としての考え
連絡先・問合せ先を示すADDRESSタグと引用文を示すBLOCKQUOTEタグを入れ子にすることはできません。
この2つは大きなくくりとして段落に意味づけをするものだからです。
『略語を示すABBRタグ』と『定義する用語を明示するDFNタグ』では、『用語の中の略語』という表現があるためDFNタグの中にABBRタグが入ることは問題ありません。
全ての表示内容には意味付けをするべきで、BODYタグには意味づけをするタグとそれを内包することができるタグ、表示内容のためではないタグのみしか内包することはできません。
[参考記事] BODY要素の直接の子要素
[参考記事] テキストに意味づけをする マークアップ
タグの機能としての考え
リストを表すULタグは、リストの項目を表すLIタグしか内包することができません。
セレクトボックスを作成するSELECTタグは、セレクトボックスの選択肢を指定するOPTIONタグとセレクトボックスの選択肢をグループ化するOPTGROUPタグしか内包することができません。
ULタグの直下には、IMGタグなどを内包することができるLIタグを配置することができるため、ULタグの下にはIMGタグなどをまったく配置できないということではありません。
内包する要素を『親要素』、直下に内包される要素を『子要素』、子要素に内包される要素を『孫要素』といいます。
孫要素なども含めて内包される要素すべてを子要素という場合もあります。
インライン要素は原則としてブロックレベル要素をその子孫要素として持つことはできません。
[参考記事] ブロック要素(ブロックレベル要素)とインライン要素
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