IISのインストールと設定
高級なWindowsのエディションには、IIS(インターネットインフォメーションサービス)のインストールプログラムが標準で組み込まれているため、ダウンロードなどをしなくても
インストールすることができます。
IISにはWebサーバの機能以外にFTPサーバ、SMTPサーバの機能も含まれています。
SMTPサーバの機能は管理者にエラーを報告するために含まれているため、高度なことはできません。またSMTPサーバはIIS7.0以降では削除されています。
初期にはインターネットインフォメーションサーバーとされていましたが、
バージョン5.0以降よりインターネットインフォメーションサービスとなっています。
Internet Information Server
IIS 1.0 | Windows NT 3.51 のフリーアドオン |
---|---|
IIS 2.0 | Windows NT 4.0 |
IIS 3.0 | Windows NT 4.0 Service Pack 3 |
IIS 4.0 | Windows NT 4.0 Option Pack |
Internet Information Services
IIS 5.0 | Windows 2000 |
---|---|
IIS 5.1 | Windows XP Professional |
IIS 6.0 | Windows Server 2003 と Windows XP Professional x64 Edition |
IIS 7.0 | Windows Vista と Windows Server 2008 |
IIS 7.5 | Windows 7 と Windows Server 2008 R2 |
セキュリティ
IIS 6.0でアーキテクチャを大幅に変更し、セキュリティが向上しています。
それ以前の4.0、5.0、5.1では、セキュリティ対策用のツール「IIS Lockdown Wizard ツール」をインストールすることでセキュリティが向上します。
IIS Lockdown Wizard ツール
インストール
スタート→コントロールパネル
プログラムの追加と削除
Windowsコンポーネントの追加と削除
インターネット インフォメーションサービス(IIS)
追加オプションを選びます。
『次へ』をクリックするとインストールが始まります。
インストールが完了したら『完了』をクリックします。
インストールが完了した時点からIISのサービスは開始されています。
C:\Inetpub\wwwroot 以下が公開層になるので、ここにファイルを設置すると、ブラウザから確認することができます。
ファイル名Default.htm がApacheのindex.htmlに相当します。
設定
IISの設定画面を開く方法です。
マイコンピュータを右クリックして『管理』を開きます。
サービスとアプリケーション下のインターネットインフォメーションサービス以下がIISに関する設定項目です。
規定のWebサイトを右クリックして『プロパティ』を開きます。
下の画面がIISを設定する画面です。
インストールされているサービスによっては次のような画面になります。
設定画面はコントロールパネルからも開くことができます。
コントロールパネルより『パフォーマンスとメンテナンス』を開きます。
『管理ツール』を開きます。
『インターネットインフォメーションサービス』を開きます。
管理ツールより開いた場合は、マイコンピュータから開いた場合と違いIISの設定のみが表示されます。
仮想ディレクトリの作成
仮想ディレクトリを作成する方法です。
規定のWebサイトを右クリックして、『新規作成』→『仮想ディレクトリ』を開きます。
エイリアス名を入力します。
ディレクトリを指定します。
アクセス権限を指定します。
一覧に作成した仮想ディレクトリが表示されます。
右クリックしてプロパティを開くと、仮想ディレクトリの設定画面が表示されます。
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