破損したストレージからのデータ復旧

ストレージのデータを別のストレージにコピーするツールは様々あります。

[参考記事] ata1.00: SRST failed(errno=-16) と出る場合

dd

ddrescue

dd_rescue

dd_rhelp

savehd7

recoverdisk FreeBSD 標準コマンド

これらのツールは不良セクタをゼロ埋めするなどして、正常なデータのコピーができるだけで、不良セクタを修復してくれるわけではありません。

一般的にはddコマンドを使いますが、ddではコピー中に正常なセクタも破損してしまうリスクが大きいです。
ddrescueなどの救出に特化したツールを使うのがよいです。
またddrescueはddより高速です。

正常なストレージから、ただコピーするだけならrsyncのほうが柔軟です。

dd

dd の実行例

# dd if=/dev/sda of=/dev/sdb bs=64K

ddは一度にコピーするブロックサイズが固定です。

ddrescue

ddrescue のインストール

CentOS の場合
$ sudo yum -y install ddrescue

Ubuntu の場合
$ sudo apt-get -y install gddrescue

ddrescue の実行例

# ddrescue /dev/sdb /dev/sdc

ddrescueは一度にコピーするブロックサイズが可変です。

ディスクの最初のセクタから順次コピーしていき、不良セクタに当たるとその箇所を飛ばして、最後に飛ばした箇所をまとめて読み出すため、不良セクタの再三の読み込みでディスクを傷める可能性が低く、また正常セクタを優先的に回収するために早期に多くのデータが回収できるという特徴があります。

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